大館市生活支援体制整備事業

大館市では、平成29年4月から 「生活支援体制整備事業」が始まり、各生活圏域に「生活支援コーディネーター(支え合い推進員)」が配置され、「協議体(支え合い推進会議)」が設置されています。この事業は、住民のみなさんが住み慣れた地域で安心して生活が続けられるよう、『健康寿命の増進』と『支え合いの地域づくり』を支援していくものです。また、地域での生活を支える多様な担い手の育成や、関係機関のネットワークづくりなどを行っていきます。

大館市の現状について

R4.7.1現在、人口は68,666人、うち65歳以上は27,209人、高齢化率は39.63%。
人口は年々減少しており、高齢化率は上昇しています。国内で高齢化率が最も高い秋田県の中でも平均を上回っている状況です。
今後さらに生産年齢人口が減少していく見込みであり、 介護を担う人材は既に不足しています。

また、大館市の介護給付と保険料の推移を みると、H28年度の給付は99.2億円、H30年度からの保険料は基準月額が6,771円となってお り、上昇し続けてきました。
これに対して、地域づくりを早くから推進 している市町村では、介護保険の給付額が下 がりはじめています。大館市内でも、町内や地区ごとに様々な取組みが進められているところです。

少子高齢化、人口減少の進展により、地域では様々な問題が発生しています。
(例:認知症高齢 者の増加、孤独死、子供会の消減、町内会の維持が困難、など)
まずは自分たちの地域の現状 を知り、自分たちで何ができるかを、地区のみなさんと一緒に考えてみませんか?

福祉員活動

近年地域では、 一人薯らし高齢者の認知症や孤立死、 振り込め詐欺被害だけでなく、 貧困問題、 児童虐待、 災害時の避難等「安心安全な生活」をおびやかす課題が、子どもからお年寄りまで実に多様化しています。
そうしだ課題の解決には、「出来るだけ早く気づくこと」がます大切です。
そして、皆さんの心の中にある 「ちょっと気になる」「ほっとけない」そんな気持ちを、民生委員、児童委員や町内会長などと共有し、 解決に向けだ取り組みへつなげていくことが必要とされています。「ほっとけない心」の輪が広がることで、 地域のきすなが深まります。

福祉員の役割・目的とは?

福祉員は、身近な地域の困りごとや、生活しづらさを感じている住民の立湯 に立ち、地域の課題として考え、解決に向けて町内会に提言を行います。
また、関係者と連携・協働して解決へ向けだ援助活動を行います。 町内の福祉活動を円滑に進め、福祉課題等の解決に向けて、町内のネットワーク活動を推進することを目的とします。

地域の中では、支援が必要な方や困りごとを抱えている方が、地域で孤立することなく、安心して菖らすためには、地域の様閃な方閃が連携・協力して見守っていく体制が必要になってきます。
そのためには、 住民一人ひとりが近隣に目を向け、その問題をみんなで考えられるネットワークづくりを広げていく必要があります。

福祉員はその一人として、 民生委員児童委員や町内会、 社会福祉協議会なとの関係者や専門職等とともに、近隣住民に働きかけ、一緒になって、身近な地域の固りごと等の発見、解決に向けた活動を行っています。

どんなことをするの?

アンテナをはる(町内の見守り・声掛け・訪問活動)

住民の視点から、 地域で、 近所で困っている人がいないか少し視野を広めてみましょう

例えば……
洗濯物が何日も干したまま。
新聞・郵便物がたまっている。
夜になっても電気がついていない。

こういった異変に、いち早く気が付くことができます。

地域とつながる

地域内の様閃な活動への参加などを通じて、 いろんな人とふれあい、輌を広げましょう。
町内会・民生委員児童委員と協力し、地域のことを共に考える仲間づくりが大切です。

行動する

地域の課題について、町内会や住民同士で共有し話合いましょう。
みんなで共有し、 一人で抱え込まないで、自分ができることから、住民みんなで取り組んでいきましょう。

社会福祉協議会事業への協カ・研修会の開催

日常的な見守り訪問活動に合わせ、社会福祉協請会が行う諸事業への参加・協力を行います。
また、活動を円滑に進めるために地区会議を、見分を高めるために 研修会を開催します。

  • 社協会員の加入促進と会員会費、その他協力
  • ふれあいカード、敷急医療情報キットヘの協力
  • 福祉員地区会議や民生委員児童委員•町内会等との合同会議の開催
  • はつらつ弁当、除雪ボランティア活動などへの協力
  • 住民同土が相互協力する支え合い活動への協力
  • ふれあい安全訪問事業への協力(大館地区6月、比内地区9月、田代地区10月)
  • ふれあいいきいきサロン事業への協力(地域で行われているサロンのサポート)
  • 日常生活自立支援事業への協力

大館市福祉員は、より良い地域となるよう日々活動しております。 今後とも皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

福祉員Q&A

Q:福祉員の任期は同年ですか。
A:2年です。 ただし、 再任は妨げません。

Q:福祉員はどのように選任すればいいですか。
A:福祉員の役割は、 地域での福祉活動を推進することにあります。 そのだめ地域の困りごと等を把握でき、 継続的に地域活動に参加できる方を町内会から選任してください。

Q:福祉員と民生委員児童委員の違いは何ですか。
A:民生委員児童委員は、 民生委員法に基づき、 厚生労働大臣から委嘱されています。 福祉員は、 住民の立場として活動し、 社会福祉協議会からの委嘱となります。
しかし、 福祉員も民生委員児童委員も、 地域の福祉活動を推進する役割 を担っており、 活動内容、 活動対象者に違いはなく、互いに相談して協力して、身近な地域の困りごと等の解決に向けた活動を行います。

福祉員活動に関するご連絡は、福祉員地区会長又は社会福祉協議会へお願いいたします。

生活支援コーディネーター

生活支援コーディネーターが、みなさんの地域を元気にする活動をお手伝いします!
誰もが住み慣れた地域で自分らしく暮らしていけるよう、各地域でつながり支え合う仕組みづくりを支援します!(大館市からの委託事業です)

地域のみなさんの悩み

  • 町内会役員のなり手がおらず、民生委員、福祉員で町内役員をやっている。
  • いくつもの役を兼務しており、大変。これ以上、何もできない。
  • 町内の集まりに若い人の参加が少ないのが残念。参加する人はいつも同じ。
  • 近所の若い人に会う機会がない。子どもを見かけなくなった。
  • 最近、一人暮らしの高齢者が亡くなった。認知症の方も増え、高齢者が孤立している。

 では、問題を解決するためには、どうしたらよいでしょう?

地域のみなさんの声
  • 町内の人たちとつながりを持ちたい、顔が見える地域で仲良く暮らしたい
  • 困ったときに「助けて」と気軽に言い合える地域、声をかけ合える地域にしたい
  • 助け合う活動の拠点があればいい、子どもと高齢者が一緒に過ごせる場があればいい 0自分も地域のために少しでも自分なりにできることをやっていきたい
  • 地域に足りないもの、必要な物を言葉にしていくことが重要だと思う
  • 自分の住む地域をどのようにすればいいか、町内会長や役員の方々と話合いたい
  • 地域での事務局が言要なので、そのあり方をおしえてほしい
  • 身近な町内会を中心として、諸団体、企業、行政と連携していくことが重要だと思う

その声、生活支援コーディネーターが届けます!

生活支援コーディネーターが、町内や地域に出向いて話合いに参加させていただきます。
まずは地区の現状について状況を共有した上で、地区に住むみなさんにアンケートや聞き取り調査を行うなどして方針を決定し、活動の準備を進めていく 流れがおススメてす!
お気軽にご相談ください。

チラシの作成や他の町内の成功例の紹介、仕組みづくりなど、お手伝いさせていただきます。
みんなの力で町内を良くしていきましょう!

ふれあいいきいきサロン

ふれあいいきいきサロンでは、町内会館等を利用し、その地域に住む住民同士が交流し楽しく過ごせるような「伸間づくり」 「居場所づくり」を行っています。
皆さんの地域でも「サロン」を開設してみませんか?

サロン開設について

サロン開設には、 特に規程はありません。
運営していく上での最低限のルールは自分たちで決めておきましょう。

活動内容について

活動内容・開催方法·参加者を自由に設定し、 活動することが可能です。
活動に関わる費用(お茶代・食費·材料費など)については、 参加費を集めている団体もあります。

  • お茶とおしゃべり
  • レクリエーション
  • 軽体操
  • 小物作り
  • 料理・お菓子作り
  • スポーツ
  • 学習会(出前講座)
  • 季節行事

など、興味関心のある様々な内容について、自由な活動を行うことができます。

助成について

サロン活動を行っている団体に、 大館市社会福祉協議会より助成を行っています。
詳細については、社会福祉協議会の事務所へお問い合わせください。